いま会社を辞めたい人はまず何をするべきか【続編】

前々回前回で転職したいと思ったら、すぐに転職サイトに登録してエージェントの話をきくこと、そして、今の職場を抜け出し、よりよい環境で働くための3つの方向性について説明しました。

今回は実際に転職をする際に命綱となるさまざま制度について説明します。

退職金や雇用保険を調べておく

退職金

あなたは自分の会社の退職金の制度について知っていますか?
できれば、社内規則などを確認し、おおよその退職金金額を知るようにしてください。
よく、「〇〇年務めるかどうかで、大きく退職金が変わる」などのまことしやかな噂話があったりしますが、かならず、確認することが大切です。

ほんとに大きな差があるのならば、一年(あるいは数か月)勤務を続けることを考えるべきですし、あるいは、このまま続けても退職金は意外と少ないということもありえます。

私の場合は思っていたよりかなり少なかったので、事前に確認しておいて良かったです。ショックがやわらぎましたから(笑)

失業手当(失業保険給付)

短時間(パートタイム)でも、失業手当をもらえる可能性があります。
毎月の給与明細を確認して、天引きされている項目に「雇用保険」がないか確認してください。
月々の給与から雇用保険が天引きされているのならば、「失業手当」を受給することができます。

  • 失業手当について知っておくべきポイントは3つです
  • 1、いくらもらえるのか
  • 2、いつからもらえるのか
  • 3、いつまでもらえるのか

自分の最近の収入、年齢や雇用保険加入期間によってかわります。
実際の計算は複雑なので、一つだけ覚えておきましょう。

会社で「離職証明書」を受け取ったらすぐ「ハローワーク」に行き相談する。

いろいろと必要書類はありますが、いざその時に確認した方が効率的です。
また、「自己都合」と「会社都合」という区分がありますが、自分で判断しないせず、ハローワークで相談しましょう。

例えば、自分から会社に退職を申し出た場合であっても、
残業時間が一定以上多い場合や、通勤時間が長い場合には、「会社都合」になることがあります。
そうなると、いつからもらえるかに影響がありますので、ぜひ確認してください。

健康保険

会社の給与明細で「健康保険料」を天引きされている人の場合、退職後に加入する健康保険を決めなければなりません。

  • 退職後の健康保険の選択肢3つ
  • 1、任意継続保険
  • 2、国民健康保険
  • 3、配偶者の健康保険の扶養家族になる

迷ったら1番です。

離職日から20日以内に手続きすれば、最長2年間入ることができます。

なお、すぐに次の職場が決まらず、失業給付を受ける状態になると、市町村によっては保険料の軽減があることもあります。
とりあえず1番で継続し、落ち着いたら役所で相談して、より安い保険料のところに入るようにしましょう。

国民年金

会社の給与明細で「厚年保険料」を天引きされている人の場合、国民年金に加入することになります。
これについても減免措置などがありますので、「年金事務所」に相談に行きましょう。

国民年金の減免を受けると、将来に受け取る金額にも関係します。
とはいえ、追納といって後から支払う制度もありますので、まずは支払額が最も少なくなるように手続きをして、転職活動をすすめるのがよいでしょう。

ややこしい制度は、人にきこう

初めて知るコトバが多いと、かなりややこしいですよね。
え、私の説明が悪いから。。。スミマセン。。。(苦笑)

私もそうでしたが、事前にすべてを把握しようとまではしなくて良いのです。
私の場合も人事部の人が教えてくれましたし、それでもなお、おぼろげな理解でしかなくて、
ようやく制度の全体像を理解できたのは税理士として働くようになって数年してからです・・・(笑)。

制度のことは詳しい人に聞けばいい。
これから何をするのかということに集中してください。

ところで、転職そのものが目的になっていませんか?

実はただ人間関係でいやになっていませんか?

学生時代、科目の得意不得意って、先生の好き嫌いと結びついていたり・・・なんてことがありましたよね。
転職サービスの仕事をする友人に聞きましたが、転職をしたい人の多くは人間関係が理由になっているそうです。
まぁ、そうでしょうね。。。

それは理解したうえで、では次の職場でよりよい条件で働くためにも、
つまり転職を有利に運ぶためにも、いまの職場での実績は大切です。

私自身、やめると決めてからの働き方はずいぶん気が楽になりました。
そして、自画自賛かもしれませんが、相当会社にも貢献できたように思います。
ある意味で、一番熱心に働いていた時期だったかも・・・(笑)
今はまったく違う職種で働いていますが、あのとき頑張ったことは、きっちり生きているなと感じます。

組織内で活躍するためにも、自分をしることは役に立ちます。
苦手より得意に時間をかけよう!「自分の強み」を知るためにこんなツールはいかが?

もっとも大切なのは「ドライブ=原動力」

なぜ会社をやめたいのか。
それを実現する手段は会社をやめることなのか。

私が転職サイトに登録したときに、転職エージェントは「(私の)ドライブが見えないんです」と言われました。
たしかに転職するというのは、けっこうな高さのハードルを越えるのに似ています。
でも、何度か転職している人はみな、それは最初だけって言います(笑)

「転職」することが目的ではありませんよね?
「転職」という手段を上手につかって、充実した人生をつかんでいきましょう!

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