いま会社を辞めたい人はまず何をするべきか【後編】

コロナ後

転職エージェントとの打合せで自分の型を磨く

前編は、まず転職エージェントに話を聞こうという記事でした。
自分の立ち位置を客観的に把握することができるよというメリットをお話ししました。
地図をみてどこかに行こうとするときに、案外自分が今どこにいるのかが一番むずかしかったりするのと似てるかもしれません。

現在地を把握したら、目的地にどうやって向かうのかも相談してみましょう。
つまり、目的にあわせて「自分の型を磨く」方法を聞くのです。

転職の呼吸~壱の型「即時転職」

転職エージェントと話をすることで、すぐに転職すべきとわかることもあります。
もしも今の働き方と収入が見合っていないのなら、転職して収入を増やすのはとても効率が良い方法です。
副業をするとか、資格を取るとかより、一番やるべきです。間違いなく!

転職の呼吸~弐の型「資格取得」

では、今の仕事を変わりたいけれど、すぐに転職するのが難しそうだとしたら、
どのように自分磨きをしていくべきなのかを相談するのも良い方法です。

たとえば、「資格をとる」にしても、どのような資格をとるのがよいのか慎重に検討するべきです。
なにせ、資格をとるのは時間とお金がかかりますし、それなのに取っても役に立たない資格もたくさんあります。
今のキャリアを活かす資格、あるいは他業種に挑戦するための資格もあるので、転職が目的ならば転職に役立つ資格について相談するのが吉です。

転職の呼吸~参の型「自社昇進」

逆説的ですが、転職をするために、今の会社での昇進を狙うという手もあります。

転職を受け入れる側の視点を想像してみましょう。
この人が前の会社で、どのようなポジションで、どのような仕事をしてきたのか気になりませんか?
単に仕事が続かないような人であれば採用したくはないなぁとか、
ばりばり仕事ができるけれども職場環境が合わなかったのならば、ぜひ採用したい、
そんな風に考えるはずですよね?

もっとも、キャリアよりも若さを必要とされる場合もあるでしょうから、このあたりも聞いてみるのが良いでしょう。

ただ、個人的な意見ですが、いつか転職するにしても、今の仕事をイヤイヤやるより、「やめるためにガンバル」んだという方が、精神衛生上も良いと思うんです。
ま、これは単に私の性格がねじ曲がっているだけかもしれませんので、万人にはおすすめいたしません。。。(笑)

転職の呼吸(?)まとめ

実際に転職をするのは自分の人生や家族にも大きな変化があることです。いざ転職をしたとしてもメリットもあればデメリットもあることでしょう。

けれども、転職活動を開始することにはメリットしかないので、私は強くオススメします。
そして、活動してみた上で、あらためて今の仕事の魅力を確認できたとすれば、それはそれでスバラシイことです。

そして、以下では転職活動のための貯金について書いていますが、これも転職そのものと同じくらい大切なことです。

転職活動を支える貯金のススメ

ミもフタもない話で恐縮ですが、転職するにもおオカネは大事です。
私自身振り返ってみても、とても大切でした。

貯金そのものと、貯金をするために節約することの両方が大切です。

夢に向かって貯金をする二つの意味

いざという時に資格試験や転職活動に集中できる

転職するのに役立つ資格を取るといった場合には、その資格試験の直前はかなり試験勉強に時間をとられることもあるでしょう。
仕事を続けながら勉強をするのは限界があることもあります。

こういうときのために貯金しておきましょう。
貯金金額の目安としては3~6か月分くらいの生活費があればいいのではと私は思います。

なぜなら、自己都合で退職しても、その頃には失業保険も受け取ることができるからです。
逆に貯金ができてないからというだけで、転職を先延ばしにするのもよくないと思います。

生活費をおさえると転職しやすい

貯金をするためには節約することになります。この「生活費を抑えること」自体が転職のしやすさにもつながりますので、ぜひ「積極的に」節約に取り組んでください。

仕事選びは収入金額だけではありませんよね。
仕事の内容はもちろん、勤務地や労働条件などで、今より収入が減るという選択をすることもあるかもしれません。
こうしたときに、生活費を抑えていると選択肢が広がることになります。

ただし、生活費を抑えるというのを、がまんや根性でやるのはオススメしません。
我慢を続けるダイエットが必ずしも成功しにくいのと同じことで、生活費を抑えるにもコツがあります。
まずは支出を把握すること、次に固定費を削減すること、そしてこのとき生活の質を変えずに減額できることを優先するということです。

例えば、入会したけど使っていないスポーツジムの会費のような、毎月定額でかかっているものはありませんか?
通勤定期券も在宅勤務が増える場合は、回数券の方がオトクという場合もあります。
まず、毎月定額の費用について、すべて書き出してください。
そして、ひとつづつゼロベースで考え直します。今入会していないとして、あらためて入会しますか?
生活費を抑える方法については、下記の記事なども参考にしてください。

【失敗事例の紹介】やめときゃよかった。。。貯蓄型保険を解約したハナシ

サブスクリプションって、古くて新しい商売の極意だなと思ったハナシ

まとめ

心に「転職」の二文字が浮かんだら、まず転職エージェントに相談しましょう。
実際の転職は、人生や家族に大きな影響があり、メリットもデメリットもあることです。
しかし転職活動をすることにはメリットしかないと私は思います。

また、実際に転職をするために、生活費を抑えて貯金をすることも大切です。
貯金があることで活動に専念できたり、貯金できる生活費に抑えることで、転職の幅を広げるメリットがあるからです。

いよいよ転職するというときに知っておくべき「失業保険」や「年金」「健康保険」のことなどは、今後の続編で書いていきます。

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