【オススメ本】「幸せをお金で買う5つの授業」で、人生がハッピーになるお金の使い方をまなぶ

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日本語タイトルは「釣り」気味だけど、マジメな良本でした

お金との付き合い方の参考になる、オススメ本を紹介します。

エリザベス・ダン、マイケル・ノートン著『「幸せをお金で買う」5つの授業』
原題:Happy Money:The Science of Smarter Spending〈Dunn,Elizabeth;Norton,Michael〉

まず、タイトルからして「幸せをお金で買う」・・・って、なんだか、うさんくさいですよね(笑)
英語の原題を僕なりに訳すと「幸せになるお金のカシコイ使い方の研究」って感じです。
特に「ハッピーマネー」って言葉は、日本語でいえば「生き金」ってなニュアンス。
人はどのようにお金を使うと幸福感を感じるのかについて、科学的な研究をまとめた読み物です。

5つの章立てになっているので、それぞれ要約してご紹介します。

第一章「経験を買う」・・・モノより経験。プライスレス(笑)

皆さんに質問です。人生最大の買い物はなんでしたか? それは人生最大の幸福をもたらしましたか?
これは「新しい家を買っても幸福になれるわけではない」という残酷な話です。
調査によると、新しい家を買った人は「新しい家に対する満足度」は上がるものの、「人生に関する全体的な幸福感」は全く向上しないのです。

一方で「経験」にお金をつかうことでは満足感が上がることがわかっています。
つまり、人は経験的な買い物をしたときに、よりいい気分になり、「お金を上手に使った」と感じるのです。

第二章「ご褒美にする」・・・あんなに欲しかったのに、なれてしまうって怖い(苦笑)

人間は慣れてしまう生き物です。欲しかったものが手に入ると最初のインパクトは大きいのですが、なんども手に入るとどんどん下がります。

つまり、「当たり前」に感じてしまうことで、マイナスの効果があるわけです。
そこで、いったん距離をおくという方法があります。(いや、男女関係の話ぢゃないんですけど。。。)

例えば、毎日当たり前に通っていた通学路なのに、卒業間近になるといとおしくなり、写真に撮ったりしたことがありませんか?
人間の感情は入手が制限されることで、なれがリセットされます。
いつも手に入るわけではないとなると、喜びが大きくなる、なかなかヤッカイな生き物です(笑)

第三章「時間を買う」・・・クルマを買うのではなく、クルマに乗る時間を買う

仕事や家事に忙しくて、余裕がない状態では、なかなか人生を楽しめているとは感じられません。。
逆にわずかな時間であっても、他人のために時間をつかうと、不思議と心に余裕がうまれてくるのです。
「時間がある」と感じると、人生の満足度が上がるのです。それくらい、時間というのは人生の満足度におおきな影響があります。
家や自動車といった大きな買い物をする際には、その買い物で「自分の時間」がどのように変わるかを想像しましょう。
「幸せな時間」を増やすかどうかが大切なわけです。

第四章「先に支払って、あとで消費する」・・・幸福を感じられる買い方をする

半年後のコンサートのチケットを買ったときのことや、今度の休みの旅行の支払いをしたときのことを思い出してください。
そのときがくるまでの間、しあわせな時間がつづきますよね。
未来のことで楽しみにしていることがありますか? これは心が健康であることの特徴であることがわかってきています。
もし、いまそう思えないという人は、子供のとき、楽しみにしていた遠足の前日のワクワクした気分を思い出してください。

第五章「他人に投資する」・・・お年玉って、渡す人がニコニコ笑顔になる

たとえ少ない金額でも他人のためにつかうと幸福感が増すことがわかっています。
街角で小銭を募金したときのことを思い出してください。その金額を自分のために使った場合と比べてどうでしょうか。
とくに、人に投資をする場合に、最大の幸福感をえられるのは、他人とのつながりを深めるような方法の場合です。
つまり、同じ金額を募金するにしても店先の箱に入れるよりも、うけとる人に直接わたす方が効果的というわけです。

からさんのまとめ・・・お金は手段。だからこそ効率的な使いかたがあるハズ

皆さん、お金は好きですか? はい、僕も大好きです(笑)
けれども、預金通帳の数字そのものに喜びがあるわけではありませんし、三途の川を越えて持っていけるものでもありませんよね。あたり前のはなしですが、お金はなにかを買うために使うものです。買う目的は、広い意味でハッピーになることです。例えば食欲を満たすことも、ステキな住まいを手に入れることもそういうことですよね。
ただ、どれだけハッピーになれるかということは、使った金額に比例しないということを、僕たちは経験的に知っています(苦笑)。

逆に言えば、少しの金額でも上手に使えばハッピーになれるということ。
お金の使い方って、お金を稼ぐことと同じくらい重要なことです。わかってた気でいましたが、この本であらためてお金との付き合い方を見直す、いいきっかけになりました。

オススメです!

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