いま僕が就職活動中の学生なら、資産形成はこうやる

マインド

僕はいわゆる「就職氷河期」に会社員になりました。
けれど、当時の僕が感じていたのは、数年先輩の人がいう就職活動とはずいぶん違うなぁってことくらいでした。そりゃ、先輩たちは「バブル景気」ど真ん中で、超売り手市場でしたから。
だけど、僕は運良く就職することができ、逆に学生の採用活動もしたことがあります。
その後独立しある程度の自由を手にした僕が、いま就職活動中の学生ならどんなことをするかなと考えてみました。

まず知っておこう!採用活動は不公平なもの

小学校のテストから、高校大学の入学試験にいたるまで、試験って「公平」ですよね?
誰が書いた答案にせよ、同じ文字・数字が書いてあれば、同じ点数っていう意味です。
けれども、あえていわせてもらえば、企業の採用活動は「公平」ではありません。
企業側が欲しい人材を採用するだけのことです。

例が悪いかもしれませんが、恋人選びと似ています。
収入とか、身長とか、そういう条件だけでえらびませんよね(笑)
優しい人がいいとか、まじめな人がいいとか、あるいは、そう言いいつつ全然違う人をえらんだり・・・。

学生にとって人生を左右しかねない就職活動なのに、そんなのおかしい!
という、声が聞こえてきそうですが、実態としてそんなものだと割り切ることをおすすめしておきます。

日経新聞を「ジブンゴト」としてよむ方法

意識高い系の学生さんは、きっと日経新聞くらいは目を通していることでしょう。
主要なニュースをフォローしたり、ちょっとした政策には自分の意見を言う。
そういう取り組み方、ステキだと思います。

けれども、あえて言わせてもらいましょう。あなたは選挙に立候補するのではなく、ビジネスパーソンになろうとしているのです。
それなら、どうやったら儲かるかという観点でよみましょう。
たとえば、ある日の日経平均が〇〇円だとして、今後上がるのか、あがるならいくらあがるのか。こういうことまで考えている学生さんは少ないのではないでしょうか。
実際に株を買うのはすすめませんが、エアギターのように自分なら今買うとか想像してください。次の日にはいくら上がるでしょうか?一週間後はどうでしょうか。

そして、それはどうしてなのかということが、日経新聞にはいっぱい書いてあります。
経済面だけではなく、国際面も政治面もあるいは何らかの科学技術もそうです。
すべてのニュースについて、経済的な側面にも注目できるようになれば、ちょっとしたビジネスパーソンです。

幅広くいろいろな、アルバイトをしよう

「学生時代どのようなアルバイトをしましたか?」

「そのアルバイトで得た経験を教えてください。」


なんて質問は就職面接の定番ですね。では、なぜ定番なのでしょう。
僕は学生時代の最初の頃は、時給の高いアルバイトを選んでいましたが、卒業前にはオカネよりも経験を優先しました。人材派遣の会社に登録して、引越し・工場作業・イベント会場のスタッフなどなど、アルバイトとして社会のあちこちを見ることができました。
業種によって、大して忙しくないのに金払いが良いところや、アルバイトを使う仕事がたくさんあるなど、注意すればいろいろな気づきがあります。

それに、いったん会社に入ってしまうと、なかなかできませんから、いろんなアルバイトに挑戦してみてください。

オカネがないからこそ、経験をつむことを意識しよう

社会人に比べると、学生はオカネがなく時間があるものです。
しかし、オカネが無いからこそ「工夫」するものです。
例えば旅行をするにも、どうすれば安く済ますことができるのか、よく調べましょう。
今はネットの時代なので、検索すればたいていのことはわかります。

もうひとつ大切なのが、友人と協力して楽しむことです。
どうすれば、他人と関係を作れるのか、いろいろ試してくださいね。

まとめ

タイトルの「資産形成」はどこにいったのか。
人生で資産形成していくには、ステージ(段階)があります。
もちろん、学生時代からなんらかの事業を起こして大成功という人もいますが、これは一部の天才です。逆に普通の人が不用意に大金を手にしてしまい、結局人生にはマイナスという事例も見てきました。。。
だから、僕のおすすめする学生のうちにやるべきは「自分の中身という資産」の形成です。学生時代に豊かな経験を積んだひとは、とても魅力的な人物になっています。そして、そういう人のところに有用な情報が集まってくるものです。

順番は「インサイドアウト」であるべきと、コヴィ博士の名著『7つの習慣』でも指摘されているとおりです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました