税務署から星印入りの納付書が届いたら・・・消費税中間申告のキホン

税務会計

暑中見舞いの時期に、税務署からお便りが届く

正直あまり、嬉しくないですね。。。
何人かの方から「税務署から★★で埋められた納付書が来たんだけど・・・」と相談を受けました。
消費税の中間申告のお知らせです。
納付書の金額欄は★★となっていますが、お知らせ欄をよむと、口座から引き落とすと書かれています。
誰だって税務署から納付書が送られてくると、なにか支払いがあったっけ?って不安になりますよね

中間申告ってなんですか?・・・「年間の消費税を約60万円払ったら、翌年分は半年後にとりあえず30万円払ってね!」

ところで、そもそも消費税の中間申告とはなんでしょうか。
ざくっと説明すると、こんな感じです。
年間の消費税を約60万円払ったら、翌年分は半年後にとりあえず30万円払ってね、という制度なのです。
「とりあえず払った」30万円については、翌年の確定申告の時に差額を調整してくれます。
ということで、損得があるわけではないのですが、資金繰りに注意が必要です。
なぜなら、年に一度の納税と思っていたら、半年後にまた払ってねとくるわけですから。。。
ちなみに、消費税の場合、年税額が増えるにしたがって、3か月毎や、1か月毎に払うという制度になっております。

必要な手続きは?・・・支払えばOK

やるべきことは一つだけで、税務署から指示された金額を期限までに支払う!のみです。
なお、振替納税を申し込んでいる人については、自動的に引き落とされますので、残高に注意しておきましょう。
税務署からの書類をみると、「申告」と「納税」をしてくださいとありますが、
「納税」すれば、「申告」はしなくても大丈夫です
(こういうことをお便りにも書いてくれたらいいのに・・・)

前年がたまたま良くて、今年はとても払えないときは?

中間申告の対象期間について仮決算を行って納付額を計算することも認められています
しかし、これをやるためには決算作業を何度も行うということになりますので、時間もオカネもかかります。
それから注意点ですが、中間申告の納税が遅れると延滞税の対象となります。滞納するくらいならば、銀行で借りた利子の方が安くすむかもしれません。

まとめ

中間納税の金額については、確定申告(個人の人は3月31日)の時点で計算することができます。
ざっくり、消費税を年間60万円以上払ったら、その半額を半年後に払うことになるかもしれないなと覚悟しておいてください。

なお、正確な計算は少々ややこしいのですが、国税庁HPに記載されています。
国と地方の消費税額に分かれていることや、100円未満切り捨てのタイミングなどに要注意

自分で計算するのが面倒なひとは、税理士に依頼しましょう(営業スマイル^^)

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