簿記二級のススメ。僕の場合
僕が簿記資格の受験をしたのは、技術系の会社員をしていたときでした。
税理士試験をめざす適性があるのか知りたく、独学で日商簿記2級と3級を同日受験したところ、なぜか2級に合格して3級は不合格という結果でした(笑)
結果はともかく、このとき日商簿記試験を受験した経験は、僕の人生にとって大きな意味がありました。すべての社会人のみなさんにオススメです!
理由1:勉強時間をとるために仕事も効率的にやれるようになる
資格を取るのに必要な勉強時間は簿記3級で50時間、簿記2級だと100時間が目安です。
通勤時間のうち片道30分を勉強にあてることができれば、月に20日間x1時間を2-3か月かけることで簿記3級のレベルに到達できます。簿記の勉強は計算問題を解く必要がありますので、週末にあと1-2時間できれば、簿記2級も十分目指すことができます。
ちょっとした待ち時間にスマホで時間つぶしてませんか? 動画配信なども利用すればスマホで通勤中に勉強するのは十分可能です。
隙間時間を探すと、仕事中でも5分10分の浮いた時間があったりします。普段から意識していると、こういう時間の活用で本業まで効率的に進められるようになるから不思議です。これだけでも資格を目指す意味はあります。
理由2- 家庭に負担をかけるけれども、逆に家庭円満になる
資格取得のために家族に負担をかけることがあります。試験日は週末にありますし、直前には模擬試験を受けることもあるでしょう。
ここは話し合いが大切です。「この日は試験勉強をする時間に使わせてほしい。その代わりに〇〇はやっておくから」とか提案するのはどうでしょう?
僕のハナシですが、仕事で忙しいし試験勉強も我慢して家族サービスしてるのになんて思ってると、雰囲気が悪くなって逆にマイナスでした^^;
家族にかける時間が減ったとしても、家族への思いやりがあれば、かえってうまく行くということも、あります。コレ実証済みです(笑)
理由3- ビジネスを広い視点で見つめなおすことができる
サラリーマンは基本的に上司に指示される仕事をこなすことが第一優先です。だからこそ、上司との関係に悩むことも多いですよね。「ウエは現場のこともわからずにムリばかり言う!」とか、居酒屋でよく聞くグチですね(苦笑)。
まぁ、中には本当にダメ上司もるわけですが・・・。本来、会社の経営者は会社内外を環境をにらみつつ、長期的な会社の方向付けを考えているハズです。
こうしたビジネス環境をとらえるためには、簿記の知識が欠かせません。「簿記はビジネスの言語」といわれるゆえんです。
簿記を学び、自社の決算資料を眺めたり、経営の本を読んだりするうちに、経営者が言いたいことが見えてきます。僕が昔ならった経営学の先生は「メガネ」に例えていました。ぼんやり見えていた風景がくっきり見えるようになるからです。
番外編 子供の受験勉強にもいい影響がある
僕の場合、日商簿記の資格取得後も受験勉強を続けました。これが意外と子供の受験勉強にも役立ちました。
たとえば、受験勉強を続けるモチベーションをどのように保つかとか、とにかく机に向かうマインドとかリアルタイムでやっているノウハウがあるわけです。また、しんどくなってきた子供の気持ちも手に取るようにわかりました。
同じタイミングで勉強していることに意味があります。だって、はるか昔の思い出は美化されているものですから、「俺のころは、これでうまくいったんだよ」とか言われても、役に立った試しがないでしょ(笑)
けれども、たとえば同じように頑張る同級生の言葉は響きましたよね。これが、親子であっても現役受験生として通じ合うマインドがあるわけです。
ま、そう思っていたのは僕の方だけだったかもしれません。・・・こればかりは子供に聞いてみるのはやめておきましたので(笑)
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