オフィス2010サポート終了前に、オフィス互換ソフトを試してみた話

仕事でも欠かせないワードやエクセルを含むオフィスについて、
僕は長らく、Office2010を使っておりました。
10月13日についにサポート終了のアナウンスがあったのですが、
ハードの買い替え近く予定しているので、
とりあえずつなぎにでもならないものかと
互換ソフトを試してみました。

オフィス２０１０のサポート終了の件

ま、１０年前のソフトですから仕方ないですね。。。
マイクロソフトからの、アナウンスは下記の通り。

エクセルはマクロを使えばいろいろなことができるし、世界中のビジネスで使っているので、サポート切れのタイミングは悪質なウィルスなどが多く出現するでしょう。このまま使い続けるのはかなり危険だと判断しました。

マイクロソフトのオフィスだと高いしなぁ・・・

以前、フリーソフトの互換ソフトを試したことがあるものの、さすがに問題が多かったです。
そこで、そこそこ好評価を得てた下記の有料ソフトを試してみることにしました。
有料とはいえ、マイクロソフト製と比べると、１台あたり１／１０の価格。
これでうまくいけばいいんだけどなぁ。。。

SOURCENEXTのThinkfree office

選んだ理由は、なんとなく安心の日本製であることと、
パソコン３台までインストール可能だったことです。
（ちなみに、マイクロソフトのオフィス２０１９はインストール２台まで）
ちょうど僕が必要としていた環境にぴったりだったのです。

結論

先に試してみた結論から。
完全な互換性はありません。
とはいえ、事前の予想より使えるなという印象があります。
ちょこちょこ、修正をしながら当面使っていくことにしました。
個別のソフトについての気づき点は下記に。

エクセル互換ソフト

僕はピボットテーブルを使ったり、少しはマクロを組んだりします。
ルーチン作業をショートカットキー一つで作動させる、１０行程度のものです。
マクロについては、まったく期待していなかったのですが、無事に作動しました。

表示はオリジナルと少し違いがあります。セレクトしている行や列がちょっとわかりやすい。
なれれば、こちらの方が使いやすいやすいかもです。
ひょっとしたら、設定で変更できるかもしれませんが、そこまでは確認しておりません・・・あしからず。

グラフに張り付けたテキストボックスは表示差異有り。
一番気になった点はこれです。
グラフそのものは、きちんと互換性があったのですが、テキストボックスはどうも見た目が違います。フォントが異なっている感じでしょうか。
改行位置も異なっています。一行あたりの文字数が異なるようです。修正するのは簡単ですが、マイクロソフト版と両方で同じファイルを扱うなら要注意です。

ワード互換ソフト

僕はよく発送する先をラベルシールに印字するのにワードをつかっていますが・・・
住所の改行位置やインデントは互換性なく、見た目かなり荒れてしまいました。
もっとも、これについても修正は可能なので、ソフト費用の差と作業時間を天秤にかけることになりそうです。
僕はがっつり修正しましたよ。これで〇万円浮くのなら喜んで～！
一度修正すれば問題なく使えそうです。

パワーポイント互換ソフト

以前作成したセミナー用プレゼン資料を開いてみましたが、
特にちがいは見当たりませんでした。クリックに合わせて簡単なアニメーションも設定していましたが互換性ありでした。

まとめ

フリーソフトより格段に優れています。

家庭で使うとか、ビジネスでも定型業務に使うのであれば、十分使えるという印象を受けました。
ただし、とくに表示がずれたりするので、他の人とやりとりする場合は向いていません。

サポートが終了したソフトを使うのはリスクが高いです。低コストでの対策として互換ソフトを使う手もあるなというのが結論です。